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欧州電線産業の変貌(業界再編成とその後の動向) 
商品番号:No.153 |
メーカー名:MERI/J|型番:No.153
インターネット価格 \10,000
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 従来、非常に保守的・閉鎖的であった欧州電線産業はここ10年のうちに大きな変貌を遂げている。その最も大きな要因は欧州統合の推進(EU)と、これに伴うEU委員会主導で行われた諸々の規制撤廃による競争原理の導入である。これにより価格の低下と過剰生産能力の顕在化が起こり、1990年後半をピークとして大きな業界再編成が行われた。この結果、かつての4大メーカーだったBICC (英)とSiemens(独)が電線事業から撤退し、現在は残りのNexans(仏)及びPrysmian Cables(伊) の2強と、これにDraka Holding(オランダ)を加えた大手3社を頂点とする体制となっている。ただ、欧州経済は西欧を中心に成熟化の段階にあり、将来の電線需要の大きな伸びが期待できないことから、これら大手メーカーは中国やインドを中心とする新興国市場に重点志向する方向にある。本報告書はこの欧州電線産業再編成の経緯とその後の動向及び大手メーカーの戦略を展望したものである。