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ハイテク産業を支える亜鉛製錬副産物 インジウム 
商品番号:No.142 |
メーカー名:MERI/J|型番:No.142
インターネット価格 \10,000
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 懸念されている資源の枯渇性や安定供給不安に関し、より信頼性が高い亜鉛のデータに着目して検証した結果、Mineral Commodity Summary (米国地質調査所)のデータは過小な数値であり、その数倍の埋蔵量・資源量を見込めるものと判断された。また、カナダ、ペルー・ボリビア・アルゼンチンなど中南米諸国、豪州、南ア、中国などの国々にインジウム資源として着目すべき亜鉛鉱床が賦存する可能性が高いものと考えられる。  今後、少なくとも2010年頃まではインジウム価格が高水準にあると予想され、世界の亜鉛製錬所における1次地金の生産開始や増産に加え、工程内スクラップからの2次地金の供給増があり、短期的需給バランスに特段の問題は無いと考えられる。中長期的には代替素材開発や更なるスクラップ回収・再生率の向上やナノテク技術を駆使した歩留りの改善などの技術開発動向と、薄型テレビの世界市場動向に注視していく必要があるものの、需要増は価格を高水準に維持し、自ずとインジウムの1次及び2次地金の増産傾向は進展していくものと予想される。  インジウム1次・2次地金及び、中間製品であるITO及びITOターゲット材生産者として薄型テレビ産業ピラミッドの基盤を支える非鉄業界の役割は大きい。このハイテク産業構造は、今や日本国内に留まらず、日本、韓国、台湾そして中国からなる極東経済圏内に拡大、集中、連携の度合いを強めている。