お問い合わせ
大分類一覧 > 報告書関連カテゴリ > 平成30年度報告書


カゴに入っている商品数: 0 点 金額: 0

インドの亜鉛産業の現状と展望 
商品番号:No.249 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.249
インターネット価格 \10,000
  - 
個 

インドは中国に次ぐ世界2位の人口を抱え、2050年にかけて労働力人口が毎年約1%増加と予測される成長国家である。カースト制を背景に伸び悩んでいた製造業に梃入れが入り、幹線道路の整備をはじめ、道路、鉄道、港湾、空港建設など人の移動を含めた物流改善工事や上下水道、電力、通信インフラ整備という生活環境改善も積極的に行われている。 インド国民の中間層(購買層)が拡大することで鉄鋼使用量が急拡大し、鉄鋼消費と比例関係にある亜鉛消費も急拡大が予測される。現時点ではインドの亜鉛生産は需要を上回る能力があるが、国内鉱石による自給の限界は2030年前に訪れると予測する。2040年代には亜鉛消費量が450万t/年に達するとの予測もある。日本の製錬各社は買鉱製錬ノウハウを持っており、技術の継承の観点からもインドの製錬会社への技術支援や協業の選択肢がある。発展が約束されたインドとの協業は、更に先のフィールドとなるアフリカ等へのグローバル展開の足掛かりとなる可能性がある。