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中国の亜鉛鉱山の現状と展望 
商品番号:No.235 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.235
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近年、大規模な亜鉛鉱山の鉱量枯渇による閉鎖や、長引いた亜鉛価格低迷の影響で亜鉛鉱山の計画減産が続く一方で、亜鉛の需要は減速しながらも依然として増加傾向を示しているため、世界の亜鉛製錬所は亜鉛鉱石の供給ひっ迫に直面している。 また鉱山売り手市場のため、T/Cは記録的な安値となりつつあり、世界の亜鉛製錬所の経営を圧迫しつつある。亜鉛価格は地金の需給タイトを反映して久しぶりの高値圏にあり、今後はこれらの状況を背景に、休止鉱山の再開や、新鉱床の開山が計画されており、需給が緩む可能性がある。 中国は、世界の半分近くの亜鉛の消費量と生産量を誇っており、亜鉛精鉱生産量でも世界の4割弱を占めていることから、今後の亜鉛産業や亜鉛市場の動向をみる上で中国の亜鉛鉱山の動向は極めて重要な要素である。しかしながら、中小規模が多い中国亜鉛鉱山の現状についてはあまり知られていないため、当研究所では本件につき調査研究を実施したものである。中国では環境規制の導入や安全問題への意識の高まりから、一部の鉱山が休止を余儀なくされているが、これらの休止鉱山がどのような対応をとっていくのか、今後の動向が注目されている。本調査では、中国の鉱山別亜鉛生産量年次データ等を入手したほか、いくつかの中国の亜鉛鉱山・製錬所を視察して、中国の亜鉛鉱山の現状と展望についてとりまとめた。