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インド電線産業の現状と展望 
商品番号:No.231 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.231
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 近年、インドの電線産業は安定的かつ高度な経済成長に後押しされて大きく成長し、中国、米国に次ぐ第3位の電線ケーブル生産国になっている。絶縁電線の生産量は2008年を100とした場合、2014年は165と、世界一の伸びを示している。インドの旺盛な電線需要は、喫緊の課題とされる電力供給インフラおよび鉄道、道路、港湾、空港といった物流インフラの整備に支えられて今後も継続的な伸びが期待できる。 インドの電線メーカー数は組織および非組織メーカーの合計で1,500社超と推測される。その中でも大手の電線メーカーは地場産業としての強みを活かし、海外電線メーカーとの戦略的提携によって実力を上げ、加えて事業の多角化を進めて来た。 電線ケーブルの主要な需要部門である電力、情報通信・IT、自動車、鉄道、電気電子について調査した。これらの部門では、国際規格に則った、高度な技術を必要とする電線ケーブルが要求されており、インドが電線輸入超過国である理由の1つになっている。 インドはボーキサイトの産出量では世界第4位であるが、銅鉱石の産出量は少ないため、絶縁電線のアルミ化率は非常に高く、世界第1位である。品種別には、中圧/高圧/超高圧の電力ケーブルでは約60%が、低圧電力ケーブルでも約30%がアルミ導体である。 以上を踏まえ、今後、電線の市場拡大が期待されるインドにおいて現状を把握するとともに、今後の見通しについて分析と考察を行った。