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クリティカルメタル2015 
商品番号:No.225 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.225
インターネット価格 \10,000
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 2000年以降、中国を中心とする新興国の経済発展にともなう資源需要の急増および投機的資金の流入などによりメタル価格が高騰、その後、2008年秋のリーマンショックを契機に減速した世界経済の影響、さらには2010年に中国における尖閣諸島問題後のレアアースの輸出禁止措置、中国の景気減速による世界的な資源不況など、2000年以降の激動の経済情勢に  よって、我が国は次なる資源戦略の道筋を考えさせられている。  当研究所では、クリティカルメタルという視点から数年毎に現状報告と提言を行っており、今回「クリティカルメタル2015」を執筆した。資源国依存型のメタルにおいては、我が国の最先端産業を支えており、特に自動車産業は基幹産業であり、そこで使用される代替性が困難な金属に対する安定供給政策は、外的要因からの影響リスクを極力少なくする必要がある。 本報告では、自動車の部材に使用される材料7鉱種(レアアース、白金族、クロム、タングステン、ニオブ、マグネシウム、コバルト)を選定し、リスク評価を行った。リスクとしては、資源枯渇リスク、供給国リスク、生産偏在リスク、価格変動リスクの4項目について現状を分析した。これらのメタルは、特に中国及び南アフリカなどからの資源依存度が高く、将来的なリスク発現の可能性がある。レアアース問題では中国からの供給途絶という強硬な攻撃を受けたことは記憶に新しい。このため、中国の次なる資源戦略についても考察した。 「老いたる馬は路を忘れず」世界最先端技術立国である日本はこれまでの経験を教訓に次なる備えが必要とされる。