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企業研究(Glencore) 
商品番号:No.224 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.224
インターネット価格 \10,000
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 2015年9月、“Glencore Shock”と呼ばれるGlencoreの株価が一日で29%も急落する事件が発生したことは記憶に新しい。これは、資源メジャー各社がコモディティ価格下落で低調な中、Glencoreは商品取引であるトレーディング部門を保有するため、負債比率が相対的に大きいために信用不安が発生したことによるものであった。 では、Glencoreとは一体どの様な企業なのか? 2013年5月、商品取引会社大手Glencoreと資源メジャーXstrataが合併し、2014年の売上高では2,210億米ドル、総資産1,520億米ドルを誇る巨大企業が誕生した。資源メジャーとしては、2014年の銅鉱山生産量は123万トン(銅金属分)で世界第3位(世界の6.6%)、亜鉛鉱山生産量は121万トンで世界1位(世界の9.0%)に位置する。取り扱うコモディティは非鉄に限らず、鉄鉱石、石炭、エネルギー(石油・天然ガス)、穀物と幅広いが、売上高の8割以上は商品取引であるマーケティング事業から得ている。    こうしたGlencoreという巨大企業に着目して、その歴史的変遷を紐解きながら、事業拡大の推移を見ると同時に、資源メジャーであるBHP Billiton、Rio Tinto、Vale、Anglo Americanとの比較、非鉄トレーダーであるTrafigura、Louis Dreyfus Companyとの比較を通じてその世界での位置を多角的に分析する。直近の動きとしては、2015年のGlencore Shockに関連する債務削減対策の動きを追う。また、Glencoreの銅、亜鉛、ニッケルのアセット全体のコスト比較及び推移を分析することでGlencoreの全体像に迫る。