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銅製錬技術の動向 
商品番号:No.212 |
メーカー名:MERIJ|型番:No.212
インターネット価格 \10,000
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2013年の世界の銅地金生産量を見ると、中国の旺盛な需要を背景に約21百万tが生産されており、10年前の2004年の約16百万tと比較し35%増と大きな伸びとなっている。 本レポートでは、世界で稼働している銅1次製錬法の分類を行って、最近10年間の銅地金生産量の伸びと技術動向について調査を実施した。特に中国の5つの銅製錬所について、導入した銅溶錬プロセスについて現地聞き取り調査を行った。中国では製錬設備の淘汰、環境改善、省エネが進み、旧式法である溶鉱炉プロセスなどが廃止され、Outokumpu自溶炉、Isasmelt炉、Ausmelt炉、Bottom Blowing炉など各プロセスが新設され、各社、各プロセスで競争を行っており、新増設計画も進捗中である。E-scrapなどのリサイクル技術、スライム処理技術などでは日本やヨーロッパの方が優位と考えられるが、現在、日本などでは銅地金を中国などに輸出しており、中国の銅製錬の技術動向(設備コスト・省エネ・環境)、需給動向に注視しておく必要がある。また、黄銅精鉱の湿式製錬については現地製錬の増加となり動向が注目される。硫酸系の高温高圧、超微粉砕、バクテリアの他に、塩酸などによるリーチングの開発が進んでいるが、大規模な商業化にはいたっておらずブレークスルーとはなっていない。