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ロシアの鉱業事情と将来展望 
商品番号:No.183 |
メーカー名:MERI/J|型番:No.183
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ロシアは資源大国である。多様な鉱物資源を埋蔵し銅、二ッケル、白金族など生産量も世界屈指の位置づけにある。2000年以降、原油価格および金属価格の高騰で鉱業がロシアの経済成長をけん引し、疲弊していた金属鉱業も生産性は回復した。経済成長の一翼を担う産業の柱へと再建された。外資の投資を制限し、戦略資源を明確にし、鉱業法を改定し、鉱種毎の上流から下流への垂直統合の企業構造で競争力を強化させた。投資環境は、国際化が浸透しながら整い始めている。ロシアの金属鉱業は安定的生産活動が行われている。しかし、需要の増加にともない増産を強化していけば、鉱質、品位に影響を与え、かつ金属価格が低下していけば、国際競争力が低下するという脆弱性を内包する。シベリア卓状地周辺と極東地域は、現在探査開発の対象地域であり、ポテンシャルが高い、世界最大の「資源フロンティア」だ。本格的インフラ開発はこれからである。外資とのジョイントベンチャーも金などを対象に増加傾向にある。今後シベリア卓状地周辺などで鉱山開発が進めば、製錬所の新設が必要となり、新たな生産基地の構築になる。これらの地域は日本の原料供給基地になる可能性を秘めている。