お問い合わせ
大分類一覧 > 報告書関連カテゴリ > 平成23年度報告書


カゴに入っている商品数: 0 点 金額: 0

世界の鉛・亜鉛産業(鉱山・製錬)の現状と今後の動向 
商品番号:No.181 |
メーカー名:MERI/J|型番:No.181
インターネット価格 \10,000
  - 
個 

 鉛亜鉛の可採埋蔵量は約20年分だが、北極圏・高地等でも探鉱・鉱山開発が進んでいる。鉱山産出・地金生産ともに中国がNo.1で、鉱山産出では中国・インドが伸びており、地金生産では中国・韓国・インドが伸びている。中国・インドの需要は伸びるが、国内の鉱山開発により輸入量は増えないと予想される。Century、Brunswick、Perseverance、Lisheen、Skorpion、Izcaycruzなど大鉱山が4年以内に枯渇し年間で亜鉛金属量190万tが無くなるが、20万tクラスの多くの新規鉱山が開発中であり、計画どおり進めば450万tが追加されるため、需要増に耐えられると思われる。  公害防止・省エネ・低コストの新技術は、亜鉛製錬では酸素吹き・湿式直接浸出・溶媒抽出など、鉛製錬では酸素吹き・QSL・SKS・TSL・Kaldo・KIVCET・ウエットケミカルなどがあり、北米・ヨーロッパ・韓国で採用され、中国では従来型設備を廃止して新設備への切り替えが大規模に強制的に行われている。  鉛・亜鉛リサイクルは世界中で進んでいるが、中国のリサイクル率は低い。  日本企業による海外鉛亜鉛鉱山権益は、日本の精鉱需要量よりも大きい(権益分が有利に輸入できるわけではないが)。日本では、鉛・亜鉛とも、製錬キャパ>生産量≧消費量という関係にあり、設備過剰であるが、リサイクルを強化しておりリサイクル率は世界トップクラスである。