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中国の鉛・亜鉛産業の現状と今後の動向 
商品番号:No.171 |
メーカー名:MERI/J|型番:No.171
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 中国のGDPは、2010年に日本を抜いて世界2位になった。経済の発展に伴って、他の金属製品と同様に鉛亜鉛の生産量、消費量は共に急激に増加した。2010年時点で鉛は生産量・消費量共に400万トンを、亜鉛は同じく500万トンを超えて、世界のシェアは40%を超えている。鉛亜鉛の精鉱生産量も世界一であり、更に国内外で探鉱を行って埋蔵量を増やしているが、地金生産量と消費量の増加の方が上回り輸入量が増大しているため、資源の供給能力引き上げが、重要課題の一つである。  12次五カ年計画では内需の拡大や省資源・環境配慮・省エネなどがキーワードとなっていて、鉛亜鉛の消費量増加と、二次製錬の強化に繋がると予想する。問題点としては、鉛亜鉛の鉱山、製錬、鉛電池産業、リサイクルとあらゆるステージで発生している環境汚染が挙げられる。また製錬生産能力は過剰にも関わらず更に拡大しており、鉱山・製錬とも効率の悪い旧式設備を淘汰して競争力のある大規模新鋭緑色設備に変えていこうとしている。本計画期間中にこれらの改善を実効することは、中国にとって喫緊の課題となっている。